令和3年の五月人形の展示販売は、5月27日までとさせていただきます。
このような大変な時期に、皆様のたくさんの笑顔にお会いできて本当に幸せでした。
お子様の健やかな成長を願うとともに、皆様方のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。本当にありがとうございました。
引き続き、雛人形の制作は行っておりますので、何かあれば事務所のほうにお尋ねください。
五月人形の販売についてのお知らせ
沢瀉(おもだか)縅の兜
沢瀉はその葉の形状が矢じりに似ていることから「勝ち草」と呼ばれ、縁起物とされてきました。甲冑は小札を糸で綴じて作ります。数種類の色の違った糸で三角形の文様を描く手法を、オモダカの葉になぞらえて沢瀉縅と呼びます。
ブロンズの金物に緑の縅の兜ですが、前方から見たら気付きません。
後ろから見ると
さりげないですよね。色もいろいろあります。
先日、お買い上げいただきました、国宝白糸褄取縅之兜にも沢瀉縅がほどこされています。
菊一文字の兜
櫛引八幡宮(青森県)所蔵の赤絲威兜を忠実に再現された兜です。その豪華さはもちろんですが、金物の菊の細やかな表現には圧倒されます。
じっくり見てみてください。本当に細かい、枝菊の透かし高彫で覆われています。職人さんの手仕事の確かさが伝わります。
人形供養
今日は、地元の安国寺さんで人形供養が行われました。魂の入っている大切なお雛さまを、丁寧に供養して送るのが人形供養です。
役目を終えた人形たち、ご苦労様でした。
登竜門
とても穏やかなひな祭りになりました。我が家の梅も今が盛りと咲き誇っています。
今日から駐車場には鯉のぼりを上げます。お父さん鯉は5mの大きさです。通りからも見えます。
「登竜門」という言葉をお聞きになったことありますよね。鯉が急流をさかのぼって、竜門という滝を上りきると竜になって天に登る、という伝説です。鯉は、池や沼でも生息できるので、非常に生命力の強い魚です。お子様が、どんな環境にも負けず、立派な人になるようにと、鯉のぼりに願いを込めて飾ります。
大きな鯉のぼりは、なかなか見かけなくなりましたが、お越しの際は、見上げてみてください。
五月人形に
週が明けると3月ですね。気象の分類でも3月は春ですね。お雛祭りもやってきます。私たちが作った雛人形が、皆様のお家に飾られていると思うと、身の引き締まる思いとともに、子供たちの健やかな成長と明るい未来を願って止みません。
今年は名古屋節句飾りとして伝統的工芸品の産地指定も受けました。これもひとえに皆様方のご愛顧のおかげと肝に銘じ、より一層精進いたしますので、従前にも増してご指導のほどお願い申し上げます。本当にありがとうございます。
さて、お店の中は五月人形です。
鎧・兜・こいのぼりと豊富に取り揃えて皆様のお越しをお待ち申し上げております。よろしくお願いいたします。
袋帯のお雛様
衣裳に使用した袋帯は、日本の皇族の御印を集めた模様です。御印は、お子様がお生まれになった際に祖母や母親がお決めになることが多いようです。徽章として身の回りの物に印されるそうです。お雛様は、唐織のボリュームのある生地ですが、小さく仕立てて着付けました。飾り台は幅55cmです。
愛子さまはゴヨウツツジで眞子様はモッコウバラです。雅子さまはご結婚ときにハマナスに決まりました。
シルクオーガンジーのお雛様
箔を織り込んだオーガンジーの生地に松竹梅の吉祥文様がプリントされています。薄手の透けた生地なので、下地に金無地の帯地を合わせ、着物に仕立てています。少し浮き上がった感じの生地が、柔らかな印象です。
ウエディングベールなどに使われる生地で、金箔がキラキラ光ってキレイです。
名古屋節句飾
私たちの作る節句のお人形が、伝統的工芸品に指定されました。
『 #名古屋節句飾 ( #人形 #幟旗 #雪洞 )』が、令和3年1月15日に国の #伝統的工芸品 に指定されました。愛知県全域と岐阜県一部の巨大 #節句産地 が伝統的工芸品に #指定 された事で、重要な #日本文化 である #節句行事 を皆様にお知らせする貴重な機会を得ました。 #節句 #祝 #職人 #製造 #伝産
こんな風に紹介されています。
経済産業省のニュースリリースより
1.伝統的工芸品の新規指定等について
愛知県の「名古屋節句飾」は、令和2年9月8日に開催した産業構造審議会製造産業分科会伝統的工芸品指定小委員会において審議を行った結果、新規指定することについて了承されたことから、本日、官報告示によって、経済産業大臣指定品目となりました。
2.新規指定品目の概要
名古屋節句飾
江戸時代から継承されている伝統的技術に裏打ちされた衣裳着人形等は、19世紀には節句飾の先進地京都に優るといわれたほど工芸的に発展し、その技法は1916年に確立。主な原材料も1903年から継続的に使用されている。
産地内では、多岐にわたる技術者を有しており一貫生産体制を構築し、雛人形、五月人形等により子どもの誕生を祝い、健やかな成長を願う節句行事が一般家庭に普及したことにともない、中部地域の地の利を活かし東西の嗜好に適う多様な製品を産み出し、全国に販路を拡大した。
指定小委員会での様子
手前の三人官女が弊社の雛人形です。
郷土のさらなる発展と業界の伸展のために、いっそう微力を尽くします。
お店で選んだお雛様をケースに
ケース入りのお雛様を少し自由に選択できるようにしてみました。
雪洞・お花・お道具は固定してあります。人形は、店内で選んでいただけます。