沢瀉はその葉の形状が矢じりに似ていることから「勝ち草」と呼ばれ、縁起物とされてきました。甲冑は小札を糸で綴じて作ります。数種類の色の違った糸で三角形の文様を描く手法を、オモダカの葉になぞらえて沢瀉縅と呼びます。 ブロンズの金物に緑の縅の兜ですが、前方から見たら気付きません。
後ろから見ると
さりげないですよね。色もいろいろあります。
先日、お買い上げいただきました、国宝白糸褄取縅之兜にも沢瀉縅がほどこされています。