牡丹花は咲き定まりて静かなり花の占めたる位置のたしかさ
牡丹の豪華で艶麗な美を読んだ、木下利玄の短歌です。 牡丹刺繍を見ながらでも、百花の王の気品と優雅さを感じます。同時に静かな奥ゆかしさも感じられます。
紫の雲立涌の地模様に牡丹の柄が映えます。気品を誇って咲く姿には、落ち着いた静けさも感じさせますね。